開業の判断

やきとんで居酒屋を開業するには 物件探しの前に決めること

公開

発信元 ぶたもんFC加盟募集サイト
運営 株式会社footコーポレーション

やきとん居酒屋を開くと決めたら 物件を見る前に『誰に どんな時間を過ごしてもらい 誰が店を動かすか』を書き出します
先に家賃と席数だけを決めると 焼き場や仕込みの条件が合わず 店の形を後から大きく変えることになります

やきとんは豚を扱う串焼きの業態です 焼き鳥と共通する仕事はありますが 原料の仕入れ方 部位の扱い 仕込み 保存の設計まで同じとは限りません 自分で一からつくる場合も FCに加盟する場合も 営業の中身を確認してから場所を選びます

最初に決めるのは店名より営業の場面

『仕事帰りの人が入りやすい店』だけでは 物件もメニューも絞り切れません 一人で短く飲む客が中心なのか 数人で食事もする客が中心なのかによって 必要な席と厨房の動きが変わります

客の年齢を細かく想像するより 来店する時刻 人数 最初に頼むもの 滞在の仕方を書いてみてください 例えば夕方に一人で来る客と 遅い時間に食事を求める三人組では 最初の一皿に求めるものが違います

これは需要があると断定する作業ではありません 自分の想定を言葉にして 現地で確かめられる状態にする作業です 店を出したい街を歩くときも 『人が多い』ではなく 想定する時間帯と人数の動きがあるかを見るようになります

来てほしい客を一種類に固定し過ぎる必要はありません ただし開業時の主な場面は一つ選びます 一人飲みも宴会も家族利用も全て同じ強さで受けようとすると 席のつくりや料理の種類が増え 小さな店では運営が複雑になります

一日の仕事を営業前から書き出す

開業計画の営業時間には 仕入れ 受取り 仕込み 掃除 棚卸し 締め作業が含まれていないことがあります 店主が確保できる時間と 店を開けておく時間は分けて考えます

まず紙の左から右へ一日の時間軸を引きます 納品を受ける時刻 仕込みを始める時刻 スタッフが入る時刻 開店 閉店 片付け完了を置きます 時間がまだ不明な作業は空欄のままで構いません 空欄が見学や研修で確認する質問になります

串の仕込みを店内で行うのか どの状態まで加工された商品を受け取るのかは この時間軸に直接影響します 加工度が違えば仕入れ価格だけでなく 必要な作業台 保存場所 担当者の仕事も変わります

『仕込みを減らせる』という説明を受けたら 減る工程の名前まで聞きます 検品 小分け 解凍 盛付け 清掃が残るなら 誰がどの順で行うかは依然として必要です 完成品に近い商品が届いても 店の準備がなくなるわけではありません

店主が全てを担当する計画なら 買出し中の納品対応や 営業中の追加仕込みにも目を向けます 同じ時刻に二つの仕事が重なる箇所を見つけると 人員が必要な時間帯を説明しやすくなります

串焼きの店は焼き場から全体を見る

やきとん店の物件では 焼き台が置ける面積だけで判断しません 排気の経路 熱のこもり方 焼く人の立ち位置 皿を渡す場所までを一緒に考えます 具体的な設備の適合は専門業者と確認します

客席の図面を先に埋めてしまうと 焼き上がった料理を運ぶ人と 注文を受ける人が同じ狭い場所を往復することがあります 厨房から客席への経路と 使用済みの食器が戻る経路を別の色で描いてみると 衝突する場所が見えます

同じ数の客が来ても 注文の入り方によって忙しさは変わります 一組ずつ時間をずらして入る場合と 複数組が一度に入る場合では 最初の串の注文が重なります 月の売上だけでは焼き場の負荷を説明できません

開業前の検討では 一番忙しい時間の注文を仮に並べます 串 ドリンク 焼かない料理 会計が同時に入ったとき 店主がどこまで担当できるかを見ます ここで品数を減らす案と人を増やす案を比べると 設備だけを大きくする判断を避けられます

調理能力を現場で確認するときは 安全な調理と提供品質を守る条件を先に置きます 急いで出せるかだけを試すと 通常の営業で続けられない数字を計画に採用してしまいます

仕入れは商品名と価格以外も揃える

仕入れ候補を比較する表には 部位 商品の状態 注文単位 納品曜日 保管条件 欠品時の対応を入れます 『同じ豚の串』でも 一箱の内容や店舗で必要な作業が違えば 同じ条件の比較にはなりません

最小注文量が大きい商品は 単価が低くても小さな店の保存場所を圧迫することがあります 反対に小口で頼める商品でも 配送の条件によって受取り回数や手間が増えることがあります 見積書を保存計画と一緒に読みます

仕入れ先の定休日と店の営業日も並べてください 連休前だけ在庫が増えるなら 通常日の冷蔵庫の使い方だけでは足りません 食材の扱いは表示された条件と衛生管理の手順に従い 不明な点は仕入れ先へ確認します

初めから全ての部位を扱う必要があるかも検討します 主力にしたい商品を決め その商品を安定して提供するための発注と仕込みをつくってから 増やす候補を考える方が 開店直後の確認項目を絞れます

店主が現場に入る前提を曖昧にしない

『自分の店を持つ』ことと 『自分が毎日焼き場に立つ』ことは同じではありません 店主が調理担当になるのか 店長を採用するのか 既存事業と兼業するのかを最初に分けます

店主が現場に入る場合も 自分の作業時間を無料と考えないようにします 家計に必要な額と 店に残しておきたい資金を分けておくと どの程度の営業を継続する必要があるかが見えます 事業の利益と手元の現金は別に確認します

採用する計画では 人が見つかることを確定事項にしません 開店日までに必要な役割が埋まらなかったとき 営業日を減らすのか メニューを絞るのか 開店を延期するのかを用意しておきます

家族に手伝ってもらう場合も 担当する曜日 作業 報酬の扱いを話し合います 『忙しいときだけ』では忙しい時間に来られるか分かりません 店の人員計画を生活上の期待だけで組み立てないことが大切です

物件に求める条件を三段階に分ける

準備した営業の形から 物件条件を『満たさないと進めない』『費用を見て判断する』『あると望ましい』へ分けます この分類がないと 内装の雰囲気が気に入った物件で 必要条件を後から緩めてしまいがちです

表は横にスクロールできます

分類 書き出す内容の例 確認方法
満たさないと進めない 想定する調理と営業時間が認められること 契約条件と関係窓口 業者への確認
費用を見て判断する 排気や電気など必要工事の範囲 現地調査と条件を揃えた見積もり
あると望ましい 希望する外観や客席の見え方 営業への影響と予算を比較

家賃の上限は 希望額を書くだけでは足りません 営業日 客数 客単価の仮定から売上を考え 食材 人員 その他の支払いを置いた上で判断します 余った額を全て家賃に回さず 売上が想定を下回る場合も確認します

物件資料には分からない欄が残ります 分からないこと自体より 誰に聞けば確かめられるかが決まっていない状態が問題です 管理会社 設備業者 仕入れ先 FC本部など 確認相手を書き添えて持ち帰ります

新規開業と看板替えでは最初の調査が違う

新規開業では 自分が希望する営業を物件で実現できるかを調べます 既存飲食店の看板替えでは 現在の設備と人員を把握して どこが次の業態に使えるかを調べます 出発点が違うため 同じ開業費用の表をそのまま当てはめないようにします

既存店がある場合は 現在の図面だけでなく 焼き台 冷蔵庫 作業台などの型番と写真を集めます 売上が良かった時期と直近の営業日報も用意します 店のつくりの問題なのか 商品と客の利用場面の問題なのかを分けて話せるようになります

設備を残せることと 新しい運営に向いていることは別です 動く冷蔵庫でも新メニューの在庫が収まらなければ不足します 席が残っていても配膳しづらければ配置変更が必要です 再利用は点検結果と必要な能力の両方で判断します

ぶたもんは 新規開業に加え 既存の居酒屋や飲食店からの看板替えも相談できます ただし設備をそのまま使えるか 改装がどこまで必要かは店舗条件により異なります 加盟のメリットと開業費用を確認した上で 現在の店舗情報と合わせて相談します

FCの説明は自店の仕事へ置き換えて聞く

FCを検討するときは ブランドの名前や加盟費用だけで比較しません 仕入れ 商品づくり 研修 開店準備 開店後の相談のうち 自分が必要とする支援がどこまで含まれるかを確認します

例えば調理経験が少ない人なら 研修を受ける日数に加え どの作業を一人でできる状態にするのかを聞きます 既存店を経営する人なら 今のスタッフがどの工程を変える必要があるかを聞く方が具体的な検討になります

ぶたもんのロイヤリティは月3万円 税別です この額だけで店舗の負担全体は決まりません 加盟時の費用 物件と設備 仕入れ 営業中の支払いを同じ計画に入れて比較します 最新の内容は公式案内と個別の説明で揃えます

説明を聞いた後は 『支援あり』というメモで終えず 誰が いつ 何をするかを書き直してみます こちらが準備する資料や 発注の締切も分かれば 開業までの段取りへ移せます ぶたもんの開業までの流れはその確認の入口になります

初回相談に持参する一枚の開業メモ

最初から完成した事業計画書を持っている必要はありません 未定の項目を含めて一枚にまとめると 相手に何を相談したいかが伝わります 数字の根拠が薄い部分は仮定と書き 実際に確認した数字と混ぜないようにします

  • 新規開業か既存店の看板替えか
  • 想定する客の人数 来店時間 滞在の形
  • 自分が働ける曜日と担当したい仕事
  • 希望エリアと その場所を選んだ理由
  • 用意できる資金と まだ見積もれていない費用
  • 物件があれば図面 設備一覧 現地写真
  • 開店時期の希望と 先に解決したい三つの疑問

このメモを使った検討例として 物件未定で調理経験も少ない人なら 最初の課題は仕込みと営業の理解です いきなり席数を決めるより 店舗の仕事を見て 自分の担当範囲と必要な支援を確かめる順が合います

一方 既存店の設備とスタッフがある人なら 現在の売上と作業を基準に 新しい業態へ変える差分を整理します 同じやきとん開業でも この二人が最初に集める資料は違います 自分の不足を明らかにすることが 相談を具体的にします

物件を申し込む前の判断を三つに絞る

ここまで整理できたら 店の案を『実現できるか』『資金が回るか』『自分たちが続けられるか』の三つから見直します 一つだけ良い案では開業判断には足りません 内装が合っていても営業時間が実現できなければ計画を直す必要があります

まだ不明な条件がある物件では その条件が確認できた場合と できなかった場合の二案を持ちます 工事費の回答を待つ間に他の候補を検討するなど 一つの物件だけを前提に全てを進めない余地を残します

契約前に相談相手へ渡した資料と 回答の日時はまとめて保管します 口頭の印象だけで進めると 後から設備の範囲や役割を確認しにくくなります 次の行動を決めるために必要なのは 熱意を長く書くことより 未確認の条件とその確認先を減らしていくことです

想定する営業を小さく試してから数字を決める

売上の見込みをつくる前に 自分の店が扱う一組の注文を紙に書きます 最初のドリンク 串の注文 追加料理 会計までを並べ その間に必要な仕事を横に書き足します 実際に店を営業したという意味ではなく 計画の抜けを探すための机上確認です

この段階では『一人の客が必ず何本食べる』と固定せず 少なく頼む場合と追加が続く場合を分けます 客の注文によって焼き場の負荷と売上は同じ方向に動くとは限りません 単価の低い商品だけが重なる場面も考えると メニューの見え方まで検討できます

次にその注文を二組分並べます 一組分では問題が見えなくても 同時にドリンクをつくり 会計を受け 焼き台を見る必要が出ると 担当の重なりがはっきりします 開業前に全てを正確に測れなくても 試すべき作業が具体的になります

店舗を見学できる場合は この紙を持参して実際の流れと比べます 焼き場だけを見るのではなく 納品した商品を置く場所 注文が伝わる方法 出来上がった皿の置き方にも目を向けます 見学先の売上や人員を自店へそのまま移すのではなく 自分の前提との違いを持ち帰ります

試した結果は 『うまくいきそう』ではなく『会計時に焼き場が空く』『注文が重なると皿を置けない』という観察として残します これなら設備を変えるべきか 人を増やすべきか 注文の伝え方を変えるべきかを具体的に相談できます

比較する候補が増えたら 条件を変更した日も記録します 例えば店主が調理を担当する案から採用する案へ変われば 人員費だけでなく研修や開店日も見直します 最初の資金表を使い続けず どの案の数字かが分かるように版を分けます

未確認の条件がなくなる前に支払いを急ぐ必要があると言われた場合は 支払い後に何を変更できるのかまで確認します 開業の準備では良い物件を見つけることと 自分が引き受ける条件を理解することを同時に進めます

準備費用の支払時期を先に並べておく

物件や厨房を比較するときは 金額だけでなく 支払う日も同じ紙に書きます 店が開いてから入る予定の売上を 開店前の支払いに使うことはできません 工事代金の一部を先に支払う条件なら その時点で使える資金を別に確かめます

開業資金は物件と内装だけではありません 仕入れの初回支払い 備品 人を採用して準備する期間の費用 開店後の家賃などもあります 各項目を『見積もり取得済み』『概算』『未確認』に分けると 総額だけの表より判断の確かさが分かります

日本政策金融公庫の飲食版の創業手引でも 設備資金と運転資金を分け 売上や経費の根拠を整理する構成が示されています 書式を埋めるためだけでなく 自分の準備で抜けている項目を探す資料として使えます 日本政策金融公庫の飲食業の創業手引

借入れを予定する場合は 希望する額と実際に使えると決まった額を分けます 物件を先に押さえるための支払いと 資金調達の進み具合が食い違うと 判断できる選択肢が減ります 具体的な契約や支払いを決める前に 資金の相談先と順番を揃えておきます

費用の表と営業の時間軸がつながれば 計画は次の段階へ進めます 例えば仕込み方法を変える案では 商品の支払額だけでなく 作業時間と設備も比較できます 自分が選んだ営業の形を 物件とお金の両方から説明できる状態を目指します

確認に使った資料

資料確認日 2026年9月16日
制度や手続は変更される場合があります 具体的な出店計画は管轄の窓口と加盟本部に確認してください

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