開業の判断

立ち飲みと着席の居酒屋 開業前に営業の形をどう選ぶか

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発信元 ぶたもんFC加盟募集サイト
運営 株式会社footコーポレーション

立ち飲みと着席の居酒屋を比べるなら 椅子の有無だけでなく 注文の受け方 料理の渡し方 会計 片付けまでを一組の流れとして考えます 立ち飲みなら回転が速い 着席なら客単価が高いと決めて計画をつくると 実際の営業に合わない前提が残ります

どちらが儲かるかを一律に決めることはできません 出したい料理 想定する利用時間 自分が働ける体制 物件の形が合うかで選びます この記事では同じ物件と商品を基準に 営業形式の違いを比べる方法を整理します

最初に客の利用場面を一つ選ぶ

仕事帰りに短い時間で一杯飲む場面と 数人で料理を分けながら過ごす場面では 注文の内容も客の動きも違います 営業形式を決める前に まず自分の店で主に受けたい場面を文章にします

立ち飲みでも長く滞在する客はあり 着席でも短く利用する客はあります 営業形式だけで行動が固定されるとは考えません どの場面を受けやすくしたいかを決め そのために必要なカウンターや料理の出し方を考えます

昼と夜で形式を変える案や 一部だけ椅子を置く案もあります ただし営業前後の配置替えや案内が増えるなら その仕事も計画に入れます 両方の良いところが自動的に得られるのではなく 両方を扱う手順が必要になります

最初の比較では条件を広げ過ぎず 立ち飲み中心の案と着席中心の案を一つずつつくります 比べる客の人数 営業時間 主力メニューをなるべく揃えると 椅子の有無によって変わる部分を見つけやすくなります

滞在時間が短いと接客の始まりが増える

客が短く入れ替わる営業では 席や場所が空く機会が増える一方 入店案内 最初の注文 会計 片付けも繰り返します 客の滞在が短いという理由だけで スタッフの負担が軽いとは言えません

同じ一日の客数でも 一組の人数が違えば対応する組数が変わります 計算例として一日36人が全て三人組なら12組 二人組なら18組です 実際の客数を予測したものではなく 組数を見る理由を示す仮の比較です

この例では人数が同じでも 入店と会計の機会が多くなります 料理の注文量も同じとは限りません 客数だけの売上予測では この接客の違いが見えないため 一組ごとの流れを人員計画に重ねます

着席中心の店でも 大人数の組と一人客が混在すると案内の判断が増えます どこに案内し どの卓をまとめ いつ片付けるかを決めないと 空いている場所があるのに次の客を受けられないことがあります

開業前の検討では 同じ時刻に入店と会計が重なった場面を置きます 焼き場を担当する店主が両方へ対応するなら どこで料理の仕事が止まるかを見ます 回転を上げたいという希望を 具体的な仕事の量に置き換える作業です

カウンターの高さと奥行きは商品から考える

立ち飲みのカウンターでは グラスと皿を置くだけでなく 客が食べる動きや料理の受渡しを考えます 串を置く皿 複数の小皿 調味料が同時に載るなら 想像よりも置く場所を使います

着席の場合も 人が座れる幅だけで席を並べないようにします 肘の動きや隣との距離 荷物の置き方 椅子を引く範囲まで確認します 店側が料理を渡すときに客の食事を何度も遮らないかも見ます

既存カウンターを使う物件では 高さを変えれば立ち飲みにも着席にもできると即断しません 構造 設備 配管などが関わる場合があるため 工事の可否と費用を業者に確認します 調理側の作業高さとの関係もあります

見栄えの良いカウンターを先に選ぶより 主力商品の皿やグラスを仮に並べた図をつくる方が相談しやすくなります 客の手元とスタッフの受渡し位置を分けて描き 営業に必要な寸法を専門家と詰めます

荷物の置き場を後回しにしない

立ち飲みでは椅子がない分だけ床が自由になるとは限りません 仕事帰りの荷物や買物袋をどこへ置くかが未定だと 客の足元や通路に広がることがあります 荷物用の棚やフックを設ける場合も 壁やカウンターとの関係を確認します

着席の店では 椅子の下や背もたれに荷物を置く想定があっても 全ての荷物が収まるわけではありません スタッフが皿を運ぶ経路に出ないか 客が立ち上がるときに隣へ干渉しないかを内見で考えます

傘 上着 大きな手荷物が重なる場面もあります 普段の晴れた日の姿だけで判断せず 雨の日や寒い日の使い方を想像しておくと 開業後の置き場の問題を減らせます

通路や出入口を狭めないことは営業の都合だけの話ではありません 設計や関係する条件を確認した上で 物を置かない場所を決めます 混んできたら仮置きしてよい場所と考えず 最初から営業のルールとして共有します

料理の出し方で向き不向きが変わる

立ち飲み中心で短い利用を想定するなら 最初の注文を受けてから何を先に出せるかを考えます 全ての料理が同じ焼き場を使うと 入店が重なった際に最初の皿を待つ客が集中することがあります

着席中心で料理を複数頼んでもらう案では 一度に全てを出すのか 順に出すのかを決めます 卓上に置ける量と厨房の提供順が合わないと 出来上がっても料理を渡せないことがあります

どちらでも商品数を増やせば対応力が上がるとは限りません 一品ごとに別の器具や盛付けが必要なら 仕込みと洗い物も増えます カウンターに収まる皿数と 厨房で動かせる仕事の数を同時に見ます

串焼きの場合は 客が頼む本数だけでなく注文のまとまりを考えます 同じ本数でも一度に入る場合と時間を空けて追加される場合では 焼き場の流れが違います 営業形式を決めたら注文の集中場面まで試します

商品の説明も仕事に含めます 客が選びやすい構成か 注文時に毎回長い説明が必要かで接客の時間が変わります メニュー表を大きく変える前に 実際に受けたい注文がどのように伝わるかを確かめます

会計方式を客席の形と一緒に選ぶ

会計を最後にまとめて行う方法 注文の都度扱う方法など 営業形式に合わせて選択肢があります ただし立ち飲みなら必ずこの方式という決まりを自分で作らず 商品と人員に合うかで比較します

注文のたびに支払いを扱う案では 受注 調理 受渡し 決済が同じ場所へ集中しないかを見ます 支払い方法を増やす場合も 端末を誰が使い レシートや控えをどこへ置くかまで考えます

最後にまとめる案では 注文をどう記録し 追加や取消しを誰が修正するかを決めます 顔を覚えれば大丈夫という前提では 担当者が替わった日や複数組が同時に帰る場面で確認しにくくなります

着席でも立ち飲みでも 会計を待つ客と新しく入る客の場所が重ならないかを確認します 出入口の近くへレジを置けば便利とは限らず 狭い店では入口を塞ぐ場合があります 動線図に支払い中の人の位置も書き込みます

椅子を減らした差額だけで費用を比べない

立ち飲みは椅子が少ないため初期費用を減らせる可能性がありますが カウンターの改修 収納 床や荷物置きなど別の費用が生じることもあります 既存設備をどう使えるかによって差が変わるため 一律に安いとは決めません

着席案では椅子とテーブルの購入だけでなく 組立て 搬入 移動 清掃のしやすさも考えます 価格が低い家具でも 通路や使い方に合わなければ開業後に買い直すことになります 現物の寸法と営業時の動きを確認します

二案の見積もりは工事範囲を揃えます 一方だけ空調や設備の調整を含み 他方は家具だけの金額なら比較になりません 必要な工事と後から検討する工事を分け 同じ完成状態でいくら掛かるかを見ます

日本政策金融公庫の飲食業向け手引では 必要資金と調達方法 売上や経費の計算根拠を整理する構成が示されています 営業形式を変えた案ごとに 人員や仕入れまでつなげて資金計画をつくります 飲食業の創業手引

店主とスタッフの動きを分けて試す

立ち飲み案では店主がカウンター越しに多くの客へ対応する場面を 着席案では客席へ移動して対応する場面を描きます どちらも店のつくりによって変わるため 営業形式の名前だけで一人営業ができるとは判断しません

一人営業で試す場合は 注文を聞く 会計を受ける 焼き場を見るという三つの仕事が同時に必要になったとき 何を止めるかを考えます 安全や品質に関わる工程を止められないなら 人員や受注の仕組みを変える必要があります

二人で動く場合は 呼び方と受渡しの場所を決めます 一人が皿を置き もう一人が取る場所が曖昧だと 小さな店でも確認が増えます 料理が完成したこと 注文が変わったことをどう共有するかを試します

片付けの作業も含めます 客の入替えが多い案では 下げた食器をいつ洗うか 新しい客へ渡す食器が足りるかを見ます 営業終了後に全部洗う計画では途中で道具が不足することがあります

立ち飲みと着席を混ぜるときの境界を決める

立つ場所と座る場所を両方用意する場合は どこへ誰を案内するかを決めます 先に来た客が広い場所を使っているとき 後から来た組をどう扱うかなど 現場の判断を毎回店主だけに集中させないようにします

椅子を動かせば対応できる設計でも 営業中に動かすと通路や配膳へ影響が出る場合があります レイアウトを変えてよい範囲を決め 置きっぱなしの椅子が出入口へ残らないかを確認します

立ち飲み用と着席用で提供方法や料金条件が違う案なら 説明が複雑にならないかを考えます 客が注文する前に必要な情報を理解できるか スタッフ全員が同じ案内をできるかを確かめます

最初から複雑な形式を採用する必要はありません 主に受けたい利用場面を優先し 開業後に変える余地を残す案もあります ただし将来の変更が可能かは工事や契約条件により異なるため あらかじめ確認しておきます

候補物件で二案を比べる確認表

同じ図面へ立ち飲み案と着席案をそれぞれ描き 次の表を埋めます 比較する項目を決めてから内見すると 家具の雰囲気だけで判断することを避けやすくなります 不明な欄には確認相手と期限を書きます

表は横にスクロールできます

項目 比較する問い
利用場面 想定する人数と時間に無理がないか
注文 複数組の最初の注文を誰が受けるか
提供 主力の皿とグラスを同時に置けるか
会計 支払い中の人が出入口を塞がないか
片付け 食器の回収と洗浄をどの時点で行うか
人員 店主が離れられない仕事を誰が補うか
費用 家具以外の改修まで同じ範囲で見積もれたか

業態や配置の変更が許可や設備条件にどう関わるかは 現在の営業内容と工事計画を管轄窓口へ伝えて確認します 大阪市では工事前の図面相談を案内しています 他地域は出店地の窓口で確認してください 大阪市の飲食店等の営業許可

売上計画では滞在時間を観察と仮定に分ける

回転数を計画へ入れるときは その数字をどこから置いたかを残します 似た店で一度見た滞在時間は参考になりますが 自分の店の平均時間ではありません 観察できた日と時刻 人数を記録し 仮定として使う範囲を決めます

客が店にいる時間と 次の客を受けられるまでの時間も同じではありません 会計の待ち時間や片付けの時間があれば その分は席や場所が空いていても次の客を入れられません 計画では受入れが再開できる条件まで考えます

立ち飲みの場所を人数で数える場合も 体を寄せれば入れる人数を売上の基準にしないようにします 料理を置き 人が出入りし 安全に使える状態を先に確かめます 図面上の人数がいつも実現するとは限りません

着席では二人用の場所へ一人が座るなど 配置と実際の人数が一致しない場合があります 全席が常に予定どおり埋まる前提を一つの案とし 埋まり方が偏る場合も別に見ると 売上を支える条件が分かります

この違いを把握するために 開業後の記録項目も先に決めます 来店時刻 人数 会計時刻を無理なく把握できる方法があるかを考え 個人を特定する情報を必要以上に集めるのではなく 営業の流れを見られる形を選びます

店主が説明できる選択理由をつくる

最終的な比較表には 良い点だけでなく引き受ける負担を書きます 立ち飲み中心を選ぶなら 荷物や会計の対応をどうするか 着席中心を選ぶなら 配膳や片付けに誰が動くかまで説明できる状態にします

例えば短い利用を受けたいのに 調理に手間が掛かる品を多く並べる案では 営業形式とメニューが噛み合っていない可能性があります 客の利用時間を変えるか 商品構成を変えるかのどちらを優先するか考えます

数人でゆっくり料理を楽しんでもらいたい案なのに 皿を置く場所がほとんどない場合も同じです 客に合わせてもらう前提で進めるのではなく 出したい料理が実際に卓上に載るかを試します 見た目の面積ではなく利用できる面積を確認します

スタッフを採用する予定なら 二案の仕事内容を説明してみる方法もあります カウンター内で注文と会計を行う仕事と 客席へ料理を運ぶ仕事では求める動きが違います 求人の時点で担当範囲を伝えられるかが検討材料になります

店主が毎日続けられる姿も想像します 接客の距離が近い働き方が好きか 料理に集中する時間を確保したいかによって 必要な役割分担は変わります 好みを否定するのではなく 好みに合う人員と設備が揃うかを考えます

比較の結果を一文にするなら 『椅子がないから安くできる』ではなく 『この商品と注文方法をこの人数で運営するために選ぶ』という形になります この理由が固まると 物件や家具の候補を見たときにも判断がぶれにくくなります

迷ったときは一番混む場面から選び直す

二案が同じくらい良く見えるときは 理想の空いている時間ではなく 入店 注文 会計が重なる場面へ戻ります その場面で必要な人数と作業場所が確保できる案かを見ます 営業が苦しくなる条件が明確な方から修正できます

客の回転が計画より遅かった場合 追加注文が少なかった場合も考えます 期待どおりの客の動きが続く前提だけではなく 条件が外れたときに費用と人員をどう調整できるかを比べます

自分の好みを最後に消す必要はありません 立ち飲みの距離感が好き 着席で料理を楽しんでもらいたいという動機は 営業を続ける力にもなります その希望を実現できる仕事の順番と物件条件があるかを確認して選びます

FCで開業する場合は 希望する営業形式を自由に選べるかを最初に聞きます ブランドの店舗仕様や運営条件に合うかが前提になるためです ぶたもんを検討するときも 希望の物件図面と営業イメージを用意して 可能な形を個別に相談します

確認に使った資料

資料確認日 2026年9月16日
制度や手続は変更される場合があります 具体的な出店計画は管轄の窓口と加盟本部に確認してください

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