飲食未経験で居酒屋を開く前に 埋めておきたい経験と準備
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発信元 ぶたもんFC加盟募集サイト
運営 株式会社footコーポレーション
飲食未経験で居酒屋を開くなら 『料理が好きだからできるか』ではなく 開店準備から閉店後までの仕事を分けて確かめます 接客を経験していても発注は初めてという人と 厨房経験はあっても人を雇ったことがない人では 必要な準備が違います
経験がないことを隠して計画を立てるより 未経験の工程を見える形にする方が相談を進めやすくなります 自分で覚える仕事 採用する人に任せる仕事 本部や専門家に確認する仕事を分けて 開業日までに埋める順番をつくります
未経験という言葉を八つの仕事に分ける
居酒屋の仕事は接客と料理だけではありません 仕入れと検品 仕込み 調理と提供 接客と会計 清掃と衛生管理 人員配置 数字の管理 設備と取引先への対応に分けると 自分がまだ触れていない部分を見つけやすくなります
このうち一つを経験したことがあっても 別の仕事までできると考えないようにします アルバイトで料理を運んだ経験は接客の土台になりますが 発注量の調整や店舗の資金繰りを判断した経験とは異なります 経験の価値を残しながら範囲を正しく記録します
反対に 飲食以外の仕事で身につけた力が使える場面もあります 数字を毎日合わせる仕事 人に手順を教える仕事 納期を管理する仕事などです ただし以前のやり方をそのまま飲食店に当てはめず 食品と営業の時間帯に合う形へ置き換えます
表は横にスクロールできます
| 仕事 | 開業前に試したいこと | 不足していたら確かめる相手 |
|---|---|---|
| 仕入れと検品 | 注文内容と届いた商品を照合する | 仕入れ先 研修担当 |
| 仕込みと調理 | 手順を守り同じ状態に仕上げる | 調理責任者 本部 |
| 接客と会計 | 注文変更から支払いまで通す | 営業責任者 |
| 衛生管理 | 計画に沿って実施と記録を行う | 管轄窓口 研修担当 |
| 人員と数字 | 担当の重なりと日々の支払いを確認する | 経験者 労務や会計の相談先 |
表を埋めるときは 一度説明を聞いた項目と 自分で実行できた項目を別にします 『知っている』だけでは忙しい営業中に使えるとは限らないためです できた作業の条件まで書くと 研修で何を増やしたいかが伝わります
到達点を三段階で記録する
各仕事について 『見たことがある』『手順を見ながら一人でできる』『理由を説明して人に教えられる』の三段階で記録します 開業時に全てを最高段階へそろえるという意味ではありません 任せる相手が必要な作業を見つけるための表です
例えばドリンクをつくれる場合も 一杯ずつ頼まれた状態と 複数の注文が同時に来た状態では違います 使うグラスが足りないときや 注文の聞き直しが入るときも含めて 自分が対応した条件を書き添えます
調理では見た目だけを合わせるのではなく 決めた衛生管理と作業手順を守れるかを確認します 安全な工程を省いて速くできた結果は 到達点として扱いません 不安な工程は担当者に再確認する習慣まで準備します
人に任せる予定の仕事でも 店主が結果を確認する方法は必要です 発注を任せるなら注文済みかを何で見るか 会計を任せるなら毎日の売上と現金をどこで確認するかを決めます 任せることと見なくなることを分けます
到達表は開業後も使えます できるつもりだった作業が忙しい日に崩れたら 経験不足と決めつける前に 手順 人員 商品数のどこに負担があるかを振り返ります 個人の努力だけで埋めようとしないための記録にもなります
見学では客席から見えない仕事を質問する
お客として店へ行くと 味 雰囲気 接客が印象に残ります 開業のための見学では その料理が出てくる前と 営業が終わった後を質問します 納品を受ける時刻や閉店後の片付けを知ると 営業時間外の仕事が見えてきます
見学先へは 何を確かめたいかを事前に伝えます 店舗営業の妨げになる撮影や作業への割込みは避け 許可された範囲で観察します 自分の疑問を整理して持参すると 限られた時間でも具体的な話ができます
『忙しいですか』ではなく 『開店前に終えておく作業は何ですか』『追加注文が重なったときは誰が伝えますか』のように工程を聞きます 忙しさの感想より 作業が重なる場面を理解する方が自分の人員計画に使えます
同じ店でも平日と休日 開店直後とピークでは動きが違います 一度の見学で見た状態を標準と決めず その日が普段とどう違ったかを聞きます 売上や客数の話を聞いた場合も 許可なく自店の実績や保証として使わないようにします
見学後は印象と確認できた事実を分けて記録します 『自分にもできそう』は感想です 『仕込みは開店前に担当を分けていた』は観察です 感想だけで契約へ進まず 自分の準備に置き換える質問を残します
現場経験を積むなら全日の流れを知る
働きながら経験を積める機会がある場合は 自分がどの仕事を経験できるかを確認します ホールだけの経験でも学べることは多い一方 店を開く準備としては仕入れや締め作業が未経験のまま残る可能性があります
開店前の準備と閉店後の処理まで見ると 営業中に減った在庫をどう戻し 翌日の段取りをどう決めるかが分かります 店は一日の営業だけで完結せず 次の営業へ仕事が続いていることを理解します
経験を積む場でも 雇用や研修の条件を明確にします 営業の仕事を担うのに無条件で無報酬と考えたり 学習目的だから労働条件が曖昧でよいと考えたりしないようにします どの立場で何を行うかを相手と確認して進めます
家で料理をつくる練習は 手順や道具に慣れる機会にはなりますが 店舗営業の全ての代わりにはなりません 注文が入り続ける状態や納品の管理 会計と片付けの同時進行は 別の条件で確認する必要があります
経験に使える期間が限られるなら 優先順位をつけます 自分が開店後に必ず担当する仕事から確かめ 代わりの担当者がいる仕事は引継ぎと結果の確認方法を整えます 全部を薄く見た状態より 不足の場所が分かる状態を目指します
資格と営業許可と研修を混同しない
『資格があれば店を回せる』『研修を受ければ許可は不要』という理解は避けます 営業に必要な手続と 現場を運営する技術は別の準備です どちらかだけが揃っても開業判断は完了しません
大阪市の案内では 食品衛生責任者の資格要件として 調理師などの資格保有者や養成講習修了者等が示されています 調理師免許が居酒屋開業の一律の必須条件という意味ではありません 出店地の管轄窓口で自分の資格や講習の扱いを確認します 大阪市の食品衛生責任者の案内
食品衛生責任者を誰にするかは 名前を借りるだけの作業にしません 店の衛生管理にどう関わり 他のスタッフへ何を伝えるかまで決めます 店主以外が担当する場合は その人が休む日に手順と記録を誰が確認するかも整理します
営業許可や届出は 店舗所在地 営業内容 工事内容などに応じて確認します 『前も飲食店だった』という説明だけで自分の計画に必要な手続が済んでいるとは考えません 物件の図面が固まる前から担当窓口への相談を進めます
研修の修了証や受講歴は 技能を確認する材料の一つです それだけで希望の融資や許認可が認められるとは限りません 何の要件として使える資料かを相談先へ確認し 計画書に書くときも実際に経験した内容を記載します
衛生管理は開店前に記録まで試す
未経験者が覚えるべきことには 味や盛付けと同じように衛生管理が含まれます 開店後に余裕ができたら帳票をつくるという順番ではなく 店の商品と工程に合う計画を先につくり 実際に記録できるかまで確認します
厚生労働省は 小規模な営業者等に向けて 衛生管理計画や必要な手順書をつくり 従業員へ周知し 実施記録を保存して振り返る流れを示しています 書類を用意しただけで完了するものではありません HACCPの考え方を取り入れた衛生管理
使う記録表は営業の動きに合わせて置きます 誰も見ない場所に保管すると 書くべき時刻に思い出せません 記録をする人と確認する人を決め 記入漏れや異常があった場合の相談先も分かるようにします
厨房の設備や商品の種類が変われば 以前の記録表をそのまま使えるとは限りません FCの手順がある場合も 自店で使う機器や担当者に合わせて確認します 分からない管理方法を自己判断で省かず 管轄窓口や本部へ質問します
店主が教えるときは 『気を付けて』だけで終えないようにします どこを確認し どこに書き いつ報告するかまで伝えます 言葉にして説明できない工程は 開店前にもう一度手順を確認する候補です
数字の管理は料理と別に練習する
料理を提供できても 売上と支払いを把握できなければ店を続ける判断が難しくなります 開業前に架空の一日分の注文と支払いを使い 売上をまとめ 現金とキャッシュレスを分けて確認する流れを試してみます
練習で使う数字は仮定と明記し 店の実績として計画書へ転記しないようにします 大切なのは金額を大きく見せることではなく 誰がどの画面を確認し どの資料を保管するかを決めることです
仕入れの請求書には 商品を受け取った日と代金を支払う日が別になるものもあります 売上の記録だけでなく 支払いの予定表も用意すると 店に残る現金を確認しやすくなります 会計処理の具体的な扱いは税務の相談先と揃えます
日本政策金融公庫の飲食業向け手引では 創業動機や経験に加え 必要資金と調達方法 売上や経費の根拠を整理する構成が示されています 未経験の場合は不足する経験をどう補うかも含め 自分の計画を説明できるようにします 飲食業の創業手引
任せる人を決めるときは不在時まで確認する
経験者を採用すれば未経験の問題が全て解決するわけではありません その人がどの仕事を担当できるか 自店のメニューと働き方に合うかを確認します 『飲食経験あり』という説明だけでは仕込みや管理の範囲は分かりません
任せる内容は 調理 発注 教育 締め作業のように分けます 仕事を渡すときに 判断できる範囲と店主へ相談する範囲も決めます 担当者が遠慮して確認できず 必要な発注や設備対応が遅れる状態を避けます
店主が現場の経験を持たないまま 調理責任者だけに全てを集中させると 休みや退職の際に営業を続けにくくなります 代わりの人が使える手順と最低限の引継ぎ資料を 開店前から少しずつ残します
家族や知人に頼む場合も 同じように担当範囲を確認します 関係が近いからこそ話しにくい勤務時間や報酬を曖昧にしないことが 継続できる計画につながります 約束できる働き方を基準に店の営業時間を考えます
研修先へ持参する苦手な場面のメモ
研修を受ける前には 覚えたいメニューだけでなく 自分が困りそうな場面を用意します 注文を聞き間違えたとき 食材の数が合わないとき 客から調理方法を聞かれたときなど 実際の営業では予定外の判断が入ります
一つの場面について 最初に何を止め 誰へ確認し どの記録を見るかを教わります 答えだけを暗記するより 判断の順番を理解する方が別の出来事にも対応しやすくなります 分からないまま自分の判断で処理しない境界も覚えます
受講後は教わった順番を自分の言葉で説明します 説明が曖昧になる場所は理解が十分でない可能性があります その場で聞き直せるよう メモを作業別に分けておくと 開店後の電話相談にも使えます
道具や設備の名称が分からない場合は 写真の使用許可を得て名称と役割を対応させます 『あの機械』という言い方では故障時に伝わりません 型番の場所や連絡先まで確認できると 現場の不安を具体的な準備へ変えられます
メモの中には 店によって扱いが変わることも含まれます 研修先で見た手順と自分の店舗の設備が違う場合は 開業前にどこを調整するかを聞きます 見た通りの場所に物を置くのではなく 手順の目的を理解して確認します
開業日を動かす条件を先に決める
準備の遅れが出たとき 開業日が決まっているからという理由だけで全てを進めないようにします 必要な手続や設備の確認 安全な調理の体制など 営業開始前に満たす条件を一覧にします
未経験の店主ほど 『ここまでお金を使ったから開けるしかない』と感じる場合があります その気持ちと 営業を始められる状態かは分けて考えます 足りない条件を具体的に示せれば 何日という印象ではなく何を完了すべきかで相談できます
準備が整ったかを見る人も決めます 自分だけで判断せず 調理や運営を教えた担当者と確認する機会をつくります 法的な手続の確認と技能の確認を別々に行い 一方の完了をもう一方の代わりにしないようにします
一部の商品の準備だけが遅れた場合は メニューを絞って始める案が成立するかを相談します ただし必要な衛生管理や人員の不足を品数の調整で曖昧にしないようにします 何を提供できる状態かを正確に整理します
開店後に学ぶ仕事が残ることと 開店前に必要な仕事ができないことは違います 到達表の未完了欄には 開店後でも学べる項目か 開店前に埋める項目かを付けます 期限の違いが分かれば 研修や採用へ使う時間を配分しやすくなります
この準備を進めても不安が完全になくなるとは限りません それでも 不安の対象が漠然とした『飲食経営』から 特定の工程と相談先へ変われば 次に行うことを決められます 開業前の経験づくりは その具体化を繰り返す作業です
開業前に答えられるようにしたい質問
準備が進んだら 誰かに次の質問をしてもらいます 『今日届く予定の商品が来なかったらどうするか』『担当者が休んだら何を減らすか』『機器が止まったらどこへ連絡するか』です 正解を暗記するためではなく 未確認の連絡先を見つけるためです
答えが出ない項目は 自分の知識不足だけとは限りません 本部や業者の対応範囲がまだ決まっていない可能性もあります 担当者と連絡方法を確認し 判断を保留する条件を決めます 無理に営業を続ける答えだけを用意しないようにします
最後に 通常の一日を開店準備から閉店処理まで通して試します 個別の作業ができても 連続すると道具の補充や清掃の時間が足りないことがあります 実際の商品を扱う試行は適切な場所と管理の下で行い 安全な手順を守って確認します
ぶたもんの加盟を検討する場合は 研修と開業後のサポートの案内を読み 自分の到達表で空いている仕事を相談します 『未経験でも大丈夫ですか』だけでなく 『この仕事を経験したい』と伝えられれば 研修内容と自分の準備を具体的に照らし合わせられます
確認に使った資料
資料確認日 2026年9月16日
制度や手続は変更される場合があります 具体的な出店計画は管轄の窓口と加盟本部に確認してください