経営と運営の基本

居酒屋の開店と閉店で確認すること 開業前に作る作業チェックリスト

公開

発信元 ぶたもんFC加盟募集サイト
運営 株式会社footコーポレーション

居酒屋店主の仕事は営業中の調理と接客だけではありません 食材と人をそろえ 店が開けられる状態を確かめ 売上と支払いを記録して翌日の準備をするところまでが一日の仕事です

開業前には自分が働ける時間の中に この前後の仕事も置いてみます 既存店をぶたもんへ看板替えする場合も メニューだけを置き換えるのではなく 発注や仕込み 人への指示がどう変わるかを書き出すと準備が進みます

入店したら最初に開店できる状態かを見る

店へ入ってすぐ仕込みを始める前に 前日の引継ぎと設備 食材の状態を確認します 予定どおり調理を進められるかを判断する時間です 異常があるまま作業を始めると 後でやり直す範囲が広がります

確認するのは機器の表示だけではありません 冷蔵庫内の状態 清掃の残り 水漏れ 害虫の形跡 出入口や避難に使う場所の障害物など 店舗で決めた項目に沿って見ます 気づいた点は発見した場所と時刻を残します

店主が覚えているから問題ないという状態では 代わりの人が開店するときに確認範囲が変わります 一覧にして誰が見ても同じ場所を確認できるようにします ただし項目を増やしすぎて形だけの署名にならないようにします

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入店後の確認を業務にするための欄
対象 残す記録 異常がある場合
前日の引継ぎ 未解決事項と担当者 開店までに判断する仕事を分ける
設備 点検項目と状態 使える範囲を決め修理先へ連絡
食材 品名 保管 状態 使用可否を手順に従って判断
人員 出勤予定と担当 代替配置や営業条件を確認
客席と出入口 清掃や安全の確認 営業前に支障を解消

電話で確認が必要なことは 相手先が対応できる時間も考えます 仕入先や管理会社に営業直前になって連絡しても すぐ解決できるとは限りません 開店に影響する連絡から先に処理します

納品と在庫の確認から仕込み量を決める

食材が届いたら数量だけでなく 品名 規格 状態 納品時の確認事項を見ます 注文と違う商品が入っている場合に 何となく代用するとメニューや衛生手順との食い違いが起きます 使用前に確認します

冷蔵庫に入れる前に納品書との照合をする人を決めます 保管後に数え直す方法では 既存在庫と区別しにくくなるためです 返品や不足があるなら 仕入先へ連絡した内容と回答を残します

仕込み量は前日の販売数をそのまま写すだけでなく 曜日 予約 残量 納品予定を見て決めます たくさん仕込めば安心とは限りません 保管場所や使用できる条件と組み合わせて考えます

特に小さな居酒屋では 冷蔵庫の空きが発注量を制限します 次の納品までに売る想定だけでなく 実際に適切な状態で保管できるかを見ます 安くまとめ買いできる条件が その店に向いているとは限りません

外部で加工された食材を使う場合も 店内の仕事がなくなるわけではありません 受取 保管 必要量の準備 調理前の確認 容器の扱いなどが残ります 本部や仕入先の案内に沿って 店に残る作業を一日の予定へ入れます

看板替えの直後は旧メニューの在庫と新しい食材が混ざらないようにします 旧在庫を使うために新しい表示や手順を曖昧にするのではなく 使用終了日と処理方針を先に決めて記録します

開店前の段取りは料理以外も一巡する

仕込みが終わっても 客を迎える準備は残っています 客席の拭き上げ 食器 ドリンク 釣銭 決済端末 注文端末 予約内容などを確認します 調理担当だけでは気づきにくい場所は接客担当と分担します

端末は電源が入るだけでなく 営業で使う操作を確認します 商品名と価格 品切れの設定 決済手段の案内が正しいかを見ます 実際の課金や取消しを伴う試験は決済会社の案内に従い 不要な取引を作らない方法で確かめます

開店直前の共有は長い会議にせず 当日の変化が伝わる内容にします 担当者 休憩の順番 予約の条件 品切れ 注意する設備 連絡が必要な相手を揃えます 全員が同じ情報を見られる置き場所も決めます

同じ確認を毎日店主が口頭で繰り返すより 担当者が自分の欄を確認し 変わった点だけを共有できる形が使いやすくなります 説明を減らすために必要な注意まで省かないようにします

仕込みが終わらないときに判断すること

予定時刻までに仕込みが終わらないなら 作業者が遅いと決めつける前に 発注単位 商品数 器具の数 手順を確認します 一つの流しや作業台を複数の仕事が取り合っている可能性もあります

不足した時間を休憩の削減や閉店後の常態的な延長で吸収する前提にはしません 仕込みの場所を変える案や品数を絞る案を考える場合も 衛生条件と契約上の範囲を確認してから変更します

開店してからも仕込みが続くなら 誰が客への提供を優先するのかを決めます 仕込み途中の食材や器具が接客動線に出たままにならない配置を確かめます 開店前の仕事と営業中の仕事の境目を曖昧にしないようにします

営業中は自分の作業と店全体を見る仕事を分ける

店主が焼き場へ入る小規模店では 調理に集中すると入口や会計の状態が見えにくくなります 誰が全体の待ちを確認し 誰が店主へ知らせるかを決めておきます

見るのは客数だけではありません 料理の未着手注文 ドリンクの待ち 洗浄前の食器 満杯になりそうなごみ 品切れの見込みもあります 混雑がどの工程へ偏っているかを知ることで応援先を選べます

店主が何でも引き取ると 一時的には解決してもスタッフに判断が残りません 任せられる範囲を具体化します 数量確認や通常の追加注文は担当者が行い アレルギーの確認や設備異常など定めた場面で責任者へつなぐ形です

権限を渡す場合は やってよいことだけでなく相談が必要な境界も伝えます 値引き 返金 注文取消し 代用品の使用など 店の損失や客への説明に関わるものは手順をそろえます

客の反応を記録するときは 曖昧な感想と事実を分けます 客が料理を残しただけで味が悪かったと決めず 量が多かったという発言があったか 提供が遅れたかなど 確認できた内容を残します

食中毒や事故につながるおそれのある出来事は 普通の感想とは別の対応にします その場で営業や使用を止める必要があるか 関係機関や本部へ連絡する条件を事前に確認しておきます

衛生の記録は閉店後の思い出し作業にしない

忙しかった一日を後から思い出して記録する方法では 時刻や対応が曖昧になります 記録を行う作業の近くに置き 誰がどの時点で残すかを決めます 店主が最後に全てまとめて署名するだけの形を避けます

厚生労働省のHACCPの案内は 計画作成 周知 実施記録 保存 振り返りを一連の仕事として示しています 店主の業務表にも 記入と確認を別の作業として置くと抜けを見つけやすくなります

記録に異常があったら 印を付けるだけで終わらせず 実際に行った対応を残します 機器を直したのか 食材を使用しなかったのか 手順を改めたのかが分かると 次の担当者が同じ判断を繰り返せます

紙を使うか端末を使うかよりも 現場で無理なく正確に残せるかを優先します 濡れた手で扱う場所や汚れやすい位置は避け 衛生管理の作業そのものを妨げない方法にします

閉店作業は客の退店と同時に終わらない

営業終了後には 食材の保管 器具の洗浄 機器や火気の確認 ごみの処理 清掃 売上の照合が残ります 最後の客が帰ったら全員がすぐ退勤する勤務表では 仕事の行き先がありません

先にできる清掃と 営業が終わってから行う清掃を分けます 客がいる間に必要な器具を片付けたり 清掃のために食品を不適切な場所へ移したりしない手順を作ります

複数人で片付ける場合は それぞれが自分の作業を終えた後 誰が最終確認をするかを決めます 全員でやったという記録では 最後に見た人が分からず 異常があったときに確認しにくくなります

冷蔵設備など営業後も動かす設備と 停止する設備を一覧にします コンセントやスイッチを一括で切るような曖昧な指示にはせず 設備ごとの扱いをメーカーや管理者の案内に合わせて決めます

施錠の前には 翌日の営業へ影響する未解決事項を残します 修理を依頼したがまだ回答がない 食材が不足する見込み 予約の確認が必要といった内容です 読んだ人が次に何をすればよいかまで記します

売上と現金の確認に専用の時間を取る

会計確認は片付けながら断続的に行うと数え直しが増えます 現金を扱う場所と担当者を決め 途中でほかの仕事を頼まれたときにどこまで確認したか分かる方法にします

レジの売上と口座の入金は同じ時点の数字ではありません キャッシュレスは入金日や手数料が異なる場合があります 一日の売上を確認する仕事と 入金を確認する仕事を分けて予定します

国税庁の記帳・帳簿保存の案内は 収入や仕入れ 経費などを記録し 関係書類を保存する必要を説明しています 何を何年間保存するかは申告形態や書類によって確認し 店の保存場所を決めます

レジ差額があっても 理由が分からないまま店主のお金で埋めて終わらせないようにします 釣銭の移動 返金 小口の支払い 入力の違いなどを確認し 不明なものは不明として記録して調べます

帳簿の入力を外部へ頼んでも 原資料の整理や不足確認は店に残ります 月末になって納品書や領収書を探し回らないよう 日々の保管と週単位の確認を分けると負担を減らせます

毎日の仕事へ全部を詰め込まない

一日を回す仕事と 週や月単位で行う仕事は分けます 毎日同じ日に行う必要がない設備点検の手配 勤務表の作成 支払いの確認などを 営業後の疲れた時間へ集めないようにします

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周期で分ける店主の仕事
周期 主な検討対象 使う資料
毎日 開店判断 衛生 供給 売上照合 点検表 注文記録 日報
毎週 勤務と販売の差 発注の過不足 勤務実績 販売数 廃棄記録
毎月 支払い 利益 資金残高 帳簿 請求書 口座明細
必要時 修理 採用 契約更新 手続変更 機器台帳 契約書 届出控え

頻度はこの表をそのまま固定するのではなく 設備や契約の条件に合わせます 清掃や衛生管理で定めた頻度を 忙しいからという理由で週次へ移すものではありません

業務の予定には締切だけでなく 着手日と相手先の受付時間を入れます 更新日の当日に初めて書類を探すのでは 間に合わない場合があります 許可証 契約 保険 機器の保守を一覧にして先に確認します

店主が不在の日にも残る仕事を分ける

休む日は調理の代わりだけを探せばよいわけではありません 納品確認 営業可否の判断 返金 閉店後の施錠など 店主が普段引き受けている仕事を一つずつ確認します

代行者に渡すのは連絡先一覧だけでなく 判断に使う情報です どの状態なら営業を縮めるか どの設備は触らず連絡するか 誰に確認するかを分けます パスワードや個人情報は共有範囲を絞った適切な方法で管理します

店主が休みでも常に電話対応しなければならないなら 休みの計画に課題が残っています よくある確認を記録して 手順書で解決できることと責任者判断が必要なことを分けると 不在時の呼出しを見直せます

FCの看板替えでも 本部が日々の店主業務をすべて代わるとは考えません 仕入れ 研修 販促など どの支援があり 店側にどの仕事が残るかは個別に確認します 契約前の説明と自分の業務表を照らし合わせます

作業の終わりを見える状態で決める

仕込み完了 清掃完了 確認済みという言葉は 人によって意味が違うことがあります たとえば仕込みが終わったとは 食材を用意した状態なのか 保管と表示まで済んだ状態なのかを具体化します 途中の仕事が翌担当に残らないようにするためです

清掃も見た目を整えただけで終わりにせず 決めた場所と方法を確認します 清掃した人が完了を記入し 必要な箇所は別の担当者が状態を見るなど 店で無理なく行える確認方法を作ります

作業表には完了だけでなく未完了の欄を用意します 終わらなかった理由と次に行う人が分かれば 未完了を隠すより安全に引き継げます すべての欄が埋まっていること自体を目的にしないようにします

一週間だけ仕事の発生を記録してみる

すでに店を経営しているなら 看板替えの準備として 現在の仕事が何をきっかけに発生するか記録します 曜日だけでなく 予約の変更 納品の不足 急な欠勤なども残します 新業態へ移っても残る店主の仕事が見えてきます

仕事には予定していたものと割込みを分けます 毎日同じ割込みがあるなら もはや例外ではなく予定に入れる候補です 連絡先や承認方法を整えることで短くできる仕事もあります

反対に何日も手を付けられない事務があるなら その仕事の締切と放置した場合の影響を確認します 営業中に急がないことでも 支払い 許可 契約の確認は後で大きな支障になる可能性があります

開業前で記録する店がない場合は 想定の業務表を持って見学や研修に参加します どんな仕事をいつ行っているかを観察し 見えていない準備と片付けを質問します 見学した一日の忙しさを自店の通常営業と同じとは扱わず 担当範囲の参考にします

仕事を減らすときは なくす まとめる 任せるのどれなのかを書きます 任せた仕事には引継ぎと確認が残り 外注した仕事には連絡と成果物の確認が残ります 減った時間だけでなく新しく必要になる時間も業務表へ戻します

店主の体調管理や休息も計画の条件です 営業以外の時間が毎日仕事で埋まるなら 営業時間や担当範囲を見直します 休むことを根性の問題にせず 店が継続して動ける仕事量かという視点で扱います

開業前に一日を通してみる

一日の仕事を書き終えたら 客役を含むリハーサルで確かめます 調理だけを繰り返す試験ではなく 入店時の確認から最後の施錠前確認まで通すと 見積もっていなかった仕事が見つかります

終わったあとは総時間だけでなく 自分しかできなかった判断を拾います その判断を代行者へ渡すために必要な研修や記録を決めれば 営業を続けるための準備になります

  • 開店判断を行う時間がある
  • 納品と仕込み量を照合できる
  • 営業中の全体を見る人がいる
  • 衛生記録を実施時に残せる
  • 閉店後の仕事に担当と時間がある
  • 会計と入金を別に確認できる
  • 週次と月次の事務を予定した
  • 不在時の判断を引き継げる

自分が毎日頑張れば何とかなるという計画から どの仕事に何が必要か説明できる計画へ進めます 一日の流れを作った後は 人員配置とシフトに落とし込み 無理がある時間帯を開業前に調整してください

確認に使った資料

資料確認日 2026年9月16日
制度や手続は変更される場合があります 具体的な出店計画は管轄の窓口と加盟本部に確認してください

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